「友だち幻想 人と人との<つながり>を考える」を読みました~読書記録3(ネタバレあり)
こんにちは、いゆです。
今回紹介する本はこちら。
友だち幻想 人と人との<つながり>を考える/菅野仁
この本を読んで、あまりにも考えることが多すぎました。
自分の人間関係の在り方を見直したくなりましたね。
そのため、内容や感想はまた時間のある時にまとめようと思います(●'◡'●)
ひとつだけ、すごく衝撃を受けたところを。
作者の菅野さんは、「自分と相手の双方向のまなざしが自分自身のなかで交差すること」を阻害する危険がある言葉を「コミュニケーション阻害語」と名付けています。
自分が衝撃を受けたのは、「チョー」「カワイイ」もコミュニケーション阻害語にあたるということです。日常生活でも、「それカワイイ」「チョーウケる」と使う時がありますよね。(カワイイは、自分もよく使います・・。)
菅野さんはこれらはそこまで悪い言葉ではないとして、阻害語になる理由をこう述べています。
「チョー」や「かわいい」を連発することによって、物事に対する繊細で微妙な感受能力がいつのまにか奪われてしまう危険性を感じるからです。たとえば、自分にとって好ましいと感じる対象を、ほとんどすべて「カワイイ」という語で間に合わせてしまうということは、そうした対象がそれぞれに持っている特徴の間の微妙な差異を感覚できない鈍さを、知らず知らずのうちに帯びてしまうことにつながると思うのです。
(P141より引用)
はっとしました。繊細で微妙な感覚能力。「カワイイ」だけで済ませてしまうって、もったいないことかもしれません。
大層なことは書けませんが、自分は「カワイイ」だけでなくいろいろな言葉で物事を表せるようになりたいと思いました。感覚を大事にし、語彙力を高めたいです。
そうすれば人間関係も変わってくるのかも・・。と自分は感じました。
ちなみに、ここを読んで思い出したのが↓
この曲を聴いた時も「語彙力、高めたいなぁ」と思ったので、どこかしら通じているところがあるのかも・・。(?)
聴いてみてください。
読んでいただきありがとうございました(●'◡'●)