2月の読書振り返り
こんにちは、いゆです。
遅れましたが、今日は2月の読書を振り返っていきます!
15.祝祭と予感-恩田陸
「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ短編集です。
「蜜蜂と遠雷」の登場人物が魅力的すぎて、「もっと読みたい!」という気持ちになっ
ていたので、短編集はすごく嬉しかったです。
「あの登場人物にこんな出来事があったんだな」という風に、新しい発見がありました。
「蜜蜂と遠雷」をまた読み返したくなりました。
16.久遠の檻 -天久鷹央の事件カルテ- -知念実希人
「不老不死」が題材になっていました。
凄く複雑なトリックで、種明かしされた時には「あぁ、なるほど!」と思いました。
しかし、複雑すぎて分からない部分も・・・・(苦笑)
しっかり理解しきることは出来ませんでしたが、面白かったです。
シリーズ物なので、ぜひ1巻から読んでみてください。
17.フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか-堀内都喜子
幸福度ランキングで1位のフィンランド。
なぜ幸福と感じることが出来るのか、が分かった気がします。
仕事をしながら自分の時間や家族の時間もしっかり取れる、
フィンランドの働き方には感動しました。
「フィンランド」という国について勉強できてよかったです。
18.女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち-仁藤夢乃
性産業に取り込まれていく女子高生を取材した、仁藤夢乃さんの著書です。
自分の全く知らない世界の話でした。
しかし、自分と同じ年の方も関わっていると知り、凄く考えさせられました。
何が出来るかは分かりませんが、「知る」という事が第一歩だと感じました。
19.日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか ~ 児童精神科医の現場報告~-古荘純一
自尊感情とは、「自己に対して肯定的な評価を抱いている状態」のことです。
著者の古荘さんは、子どもの自尊感情を調べるうえで「QOL尺度」に注目したそうです。
QOLとは、quality of life(クオリティ・オブ・ライフ)の略。
その人の生活に関わる要素をまとめた概念です。
ドイツ人の研究者が開発した子ども用のQOL尺度を翻訳し、改良を加え完成させたそう。
やはり、自尊感情はとても低いという結果でした。
外国と比較してもとても低くて、驚きました。
背後には様々な問題があり、特に学校教育の在り方は見直すべきだな・・・と感じました。
20.親子共依存-尾木直樹
反抗期のない子どもが増えているそうです。
反抗期、自分はありました(*ノωノ)
小6~中1にかけてですね。母も「あ、来たな」と思ったみたいです。
めちゃくちゃ暴言を吐いていました。特に母に対して。
父とは本当に関わりたくなかった(笑)今もですが。
著者の尾木さんによれば、反抗期が来るのはとても喜ばしいことだそう。
印象に残ったのは、高校生や大学生になっても、親と一緒にお風呂に入る人がいるということです。
自分的には、「好きにすればいいんじゃないか?」と思っていたのですが(笑)
自立には「精神的自立」「経済的自立」「社会的自立」「性的自立」の4種類があり、
思春期になっても親とお風呂に入ることは、「性的自立」を妨げてしまうそうです。
親は子離れできず、子どもは親離れ出来ない。
「親子共依存」の形が出来てしまっているんですね。
「親子」とは何か、考えるきっかけになりました。
21.Q&A-恩田陸
タイトル通り、質問と答えだけで物語が進んでいきます。
とにかく、面白かったです。
大型商業施設で、死傷事故が発生します。死者は69名、負傷者は116名。
しかし、原因が特定できないのです。
なぜ事故が起こってしまったのか、分からないということが一番怖いですよね。
読みながら、こんなことが本当にあったらどうしよう・・・・と怖くなりました。
22.親愛なるあなたへ-カンザキイオリ
ボカロPとしても活躍する、カンザキイオリさんの小説です。
小説家を目指す春樹と、ミュージシャンを夢見る雪の物語が、重なっていきます。
小説中に、「爆弾」という曲が出てきます。
当然のことながら、小説の中では歌詞しか分からないですよね。
歌詞が凄く好きだったので、メロディがついていたらなぁ・・・と考えていたところ、
なんと曲、実在しました。MVも、小説に合わせて制作されたようです。
カンザキさんの曲と一緒に楽しむこともできて、楽しかったです。
23.一人称単数-村上春樹
村上春樹さんの著書を、初めて手に取りました。
すごく引き込まれました。文章が好きだなぁと思いました。
表現の方法などが、今まで読んできた本とはまた違う感じでした。
短篇なので読みやすかったです。村上さんの本をこれから読みます!
24.99%の会社はいらない-堀江貴文
タイトル、なかなか強烈ですよね。
残念ながら、読み終わっても「99%の会社はいらない」理由を理解することが出来ませんでした・・・。
書いていなかったとかそういうことではなく、堀江さんの考えが自分とは違ったからかもしれません。
ですが、凄く心に響く本でした。
とにかく、行動する。このことがいかに大事かを学びました。
自分はいつまでも考えてしまって行動に移せないです。
しかし、行動しなければ何も変わりません。
行動し、自分が楽しい、面白いと思ったことにはどんどん挑戦していきます!
25.ルポ 教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち-おおたとしまさ
「教育虐待」という言葉、自分はこの本を読むまで知りませんでした。
「教育虐待」とは、「あなたのため」という大義名分のもとに親が子に行ういきすぎた「教育」や「しつけ」のこと。
(P6より引用)
「あなたのためを思って言っているのに」という言葉は、自分の親からではありませんが聞いたことがあります。
自分の場合は、勉強を強要させられたり、成績について怒鳴られたり・・・といったことは経験したことがありません。
ですが、勉強以外のことで父から怒鳴られるのは何度も経験しています。
他人事ではないと思いました。
終わりに
いかがだったでしょうか?
2月は10冊読むことが出来ました。新書を読むことが多い月でしたね。
3月も、自分のペースで読書をしていきます!!
読んでいただきありがとうございました(●'◡'●)